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Nine days in London : noah


day 1 ------- mon 4th July 2005
【day 1-1】出国
朝はけっこうな。今から出かけるのに…。すごい荷物…。まず吉祥寺へ行き、成田行きのバスに乗ろう。持ったこともないこの大荷物で、駅の階段を昇り降りするのは、並なことじゃない。数回に分けて行った。吉祥寺の新星堂レコードの向かいにバスは止まった。バスはけっこうすいていた。2時間かからずに着く。
第一ターミナル。やたら広い…。朝からいろんな人が忙しく動いている。少し待ったあと、コーディネーターの木村氏が現れる。いつもよりちょっとテンションが高い。まずは、みんなの荷物を預けよう。荷物カウンターへ…。預ける荷物を全てはかりに乗せる…。3人分で85kgだ。
…って、えー!
一人頭、20kgを越えると1kgに付き6千円だって?
「おおめにみて一人25kgにしてあげても10kgオーバーです」(空港の人)
10kgってことは6万円〜? ありえない。
でも、意外と空港のおばさんは良い人だった。「少しずつ中身を抜いて、手荷物の中へ入れればいいわ」と言ってくれた。だが、10kgをできるだけコンパクトな状態で手荷物にしなければならない。つまり、重いものを抜くのだ。重いもの? やだなー。せっかくケースの中に、綺麗に組んだエフェクターをばらして手荷物へ入れるちきしょー。めんどくさっ!
何とか荷物は預けられた。って、やばい。もう時間が無い。大慌てで、金属探知器のゲートをくぐった。エフェクターが手荷物でひっかかり、the kが止められてる。何とかOKだったが、キャリアーにゴムと荷物が絡んだ。焦る。時間が…。3人で走る。25番ゲートへ。遠いーっ!でも走った。荷物を持ってヒールでよくあんなに走れたな…。
セーフ
やっとのことで25番ゲートをくぐり、機内へ。
機内アナウンス「当機の出発は20分ほど遅れる予定です…」
おいっ!先に言ってくれよ…。
【day 1-2】機内
機内はいい感じ。一人一人の前にモニターが付いていて、好きに映画や音楽やゲームを楽しめるみたいだ。でも、あれ?私の画面だけ砂嵐じゃない?ちょっと不安。
ずいぶん待ったがやっと飛行機が動き出す。
離陸の瞬間が好き。飛べない鳥が初めて飛ぶ時の様。助走をつけて、エイヤって飛ぶ、あの感じ。いつも感動する。
さて、私のモニターはけっきょく、何度も再起動してもらったが、すぐに固まったのであきらめた。運が悪い。
意外に早く時間がすぎて行った。ロシアの上をひたすら飛んだ。スカンジナビア半島の上。ベルギーの上。見えないけどね。少しずつ高度は下がって、イギリスの風景が見えた。畑だ。千葉県みたいな田舎だ。少しずつ町が見えてきた。そしてヒースローへ。
ヒースローはまぶしかった。光が降っていた。何故か、イギリスへ来たという実感よりも、不思議な気持ちだった。
入国審査は簡単にパスできた!
【day 1-3】地下鉄〜ホテル
さー地下鉄で中心へ行こう。
地下鉄は、大江戸線に似た感じだ。とにかく狭い。そして、つり革が無く、一本のバーがその替わりに走っていた。変なモノ発見。車両の連結部の近くの表示。
走っている最中に別の車両に移動すると、死ぬ危険があります」
意味がわからん…。
地下鉄の駅はどこも、綺麗なタイルでおしゃれな感じに造られている。いいなー。やっぱ千代田線とは違うね
さて、ホテルに近い駅で下りて地上へ。想像のロンドンよりもずっとカラッとしていて、さわやかだ。そして街が、古くて美しい。古い煉瓦の建造物が並んでいるのは、観光ガイドの写真だけかと思っていた。そうじゃない。どのビルもかなり古めかしい。どのビルも近代的ではない、ゆがんだガラスを窓にはめていた。映画の中にいるみたいだ。荷物重いけど、そんなに汗はかかない。涼しい。東京だったら真っ赤な顔で汗だくになってるに違いない。
ホテルは?これまた、古めかしい。素敵だ。応待は、日本みたいにかしこまってない。ぜんぜん(どちらかというとちょっとは丁寧にして欲しいんだけど…)。おばちゃんとおじちゃんが、ただフツーに迎えてくれた。決してフレンドリーではないが、嫌みもなく、笑顔もそんなになく、フツー(これは、イギリスで出会う、コンビニの店員、マックの店員、両替、ライブハウス、全ての動く人に共通だった)。
部屋は広くなく、何もなく、でもいい感じ。ベッドと洗面台と小さな棚がある。電気がかわいい。でも、ベッドの電気はカバーが外れている。でも、気に入った。窓から通りの街路樹が見える。
【day 1-4】Metro Club
荷を置いたらすぐにMetro Clubのある駅へ。人は多く、いろんな人種がいる。インド系がけっこう多く、黒人もいる。ゆっくり陽が傾いていて、4時くらいかと思いきや、7時半。ちょー明るい!でも寒い。長袖着てても寒い。
Metro Clubのポールに連絡つくまで時間があったので、Metro Clubの搬入口や、アストリアという大きなライブハウスへ行ってみた。アストリアに、UNSANEというアメリカのバンドのチラシが貼ってあった。UNSANEはこの前、秋山さんから借りたCDだった。知っている名はこれだけ。
とりあえずMetro Clubの中で、明日か11日に来てくれる客を捕まえよう。中で営業。木村さんの友人でアストリアのスタッフであるホセ君が手伝ってくれる。英語わかんないので、とりあえず、フライヤーを渡しながら「We play tomorrow at here. We are headlineer tomorrow. Plase come. Our music is dark and beautiful and cool.」とか言い続ける。外人さんの顔って、覚えにくい。どの人に渡したかわからなくなって来た。うー2回目だったらちょー失礼だしな…。
最初のバンドが始まる。女の子4人組。かなり下手くそだけど、勢いがある。ホセ君はギターの女の子がかわいいって言った。確かに、アイドル系。ホセ君が言うには、彼女等は10代だという。うっそー。25〜27才くらいかと思っちゃいました。きゃー。
誰もエフェクター使ってない。音もあんまり良くないけど、あまり気にしてないっぽい。歌はまあまあうまい。ギターやベースが歪んでいないのもあってピッチも良い。けど、好きにはなれないな…正直。
だんだん客が増えてきた。いろんな年代の人がいる。そんなに大盛り上がりっていう感じはせず、みんな楽しくやってるって感じだ。チャージも安い分、ふらりと入って飲みながら楽しむ人も多いのだろう。そのうちすごい人の数になった。毎日こんななのか?と聴いたらスタッフは、そうだ、と言った。最後のバンドの途中で店を出たが、200人以上、3バンドで入っていたそうだ。
【day 1-5】
Metro Clubのオーナー、ポール氏の事務所へ連れて行かれる。狭くて、雑然としたオフィスだったが、明日の打ち合わせ。前々から言っていたのに、対バンからアンプ等を借りる手配が出来ていない。とりあえず、対バンと、レンタル店の番号を教わる。ポールはそっけない様な、熱い様な、不思議な人だ。多分、私たちの少し上ぐらいで若い。でも、自信といげんのある男で、さっぱりしていてかっこいい。
帰りにバーガーキングへ寄った。ワッパー一つが、2.2ポンド。450円かよっ!高っ!でも他に店が無いし、地下鉄の終わったこの時間、ホテルまで20分以上歩かなくてはいけないし、ホテルには何もない。で、買う。買ったは良いが、でかっ!牛丼の並と同じくらいずっしり重い…。でかくてでかくて歩きながら食べるのは非常に難しかった。まあ、でかさと値段はつり合っているので許そう。

あー疲れた。
明日、客が入るといいな…。

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