風も無くて暑い朝

the kのfacebookにもありましたが、8月2日は「原宿 CAPSULE」という映画館で、一曲だけ演奏しました。

101Aのアルバム、「0号室の旅人」のアートワークを担当された二階健氏による短編映画「PARACELSUS’ HOMUNCULUS」
の主題歌を担当させて頂き、今回の上映の日曜日の夜の回に、主題歌「The Water Is Wide 」を初めてライブでやりました。
kさんと二人でツインギター+ボーカルというスタイル。

Sallyが正式加入する前には、the kがベースまたはマニピュレーターで、二人でやったことがありましたが、多分凄く久しぶりだと思います。ツインギターは初。
(そういえばSallyと私の二人っていうのはありましたね、吉祥寺でのリリースパーティー。)

この、「 The Water Is Wide 」という曲はもともと、スコットランド民謡、またはアイルランド民謡とされていて定かではありません。
このタイトルも、waterが、川なのか、海なのか、諸説有るようです。「水が広い」=「川幅が広い」という解釈ができるので日本語訳の多くは川としているようです。

歌詞の中ほどにはseaという言葉が出てくるので、私は海だと思っていて、「水が広い」のは、幅のことではなく、海を目の前にした時の圧倒的な広さを表しているような気がします。
それゆえの人の無力さと儚さ、心細さが感じられてくる。
そしてそこにある、しなやかな恋心と微かな希望…。
そんな美しい歌なのです。

でも、主題歌である101A版のは、なんていうか、ちょっとドロっと妖しい。

思いのままには流れない浮き世の運命への薄暗い恨みが見え隠れしている。そんな感じ。

て、何だか喋りすぎかしら僕…。

映画は本当に美しい幻想世界の不思議な愛を描いています。
主題歌以外の曲はBas Van Huizen氏によるものですが、これも素晴らしく、
映画全体が、音の中の明暗とか、硬度とか温度とかを強く感じながら制作されているように思いました。
世界観の作り込み方が半端なく、冷徹なまでの妥協の無さを感じます。

今日まで上映していますので、是非見に行ってみてください。

外苑前から少し歩いたあたり、ひっそりと佇む可愛らしい映画館です。

くわしくはこちら
http://s.ameblo.jp/nikaism-blog/entry-12056255395.html

—–

後、101Aとは関係ないのですが自分は
セルビア日本短編映画祭(JSFF)の日本スタッフをやっています。
絶賛作品募集中。20分以内の映像作品を募集しています。〆切9/20。
英語の字幕が必要ですが英訳が難しい場合、応相談。

2015テーマ「Identity」


1.テーマに沿った作品
2.自由作品

受賞者をベオグラードの会場までご招待することはできませんが、賞の証明書は確実に日本に送られます。また、受賞作品はフェスティバル内で上映されるほか、セルビア国内のメディアにて紹介の機会を得ることができます。

概要
日本の映像作家の良質な作品をセルビアに紹介する。

映画祭日程
2015/11/16 渋谷UPLINK FACTORY

募集内容
年齢、国籍を問わず、日本に在住または日本国内にて創作活動を行っている方が中心として制作した30分以内の作品。
撮影場所は国の内外を問いません。
制作の年月日を問いません。

応募方法
・映写できるデジタルムーヴィーファイル
・可能であれば英語の字幕
・ポスターとしてのタイトルを含む画像ファイル
・制作者の写真と英語によるプロフィール(英語の正確さは問いません)
以上を下記e-mailアドレスへお送りください。
submissions@jsffestival.com

参加資格
年齢、国籍を問わず、日本に在住または日本国内にて創作活動を行っている方。

著作権の扱い
直接お問い合わせください。

お問合せ先
Info@jsffestival.com
日本語、英語、セルビア語対応

フライヤーやポスターを貼らせてくれるお店、学校、映画館、アートスペースなどの情報もお待ちしております。

一緒に映画祭を作っていきたい方、私に何かをアドバイス出来る方、何か手伝ってみたい方、
もしいらしたらよろしくお願いします!

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